北九州市出身の俳優・藤本隆宏さんが北九州市長を表敬訪問。この秋全国7都市をめぐる舞台『罠』で、自身初となる出身地・北九州での舞台出演を前に、心境を語っていただきました。
オリンピックの出場経験や現役引退後の俳優への転身、その後数々の舞台やテレビ・映画に出演をされるなど、経歴がとてもドラマチックですが、そんな藤本隆宏さんが出身地である北九州で舞台に出演される思いは?
藤本/特別な感情があります。北九州のまちを歩くだけでも幸せなのに、僕にとってすごく大切な演劇を、自分が生まれた場所で皆さんに観てもらえるというのが本当に夢みたいで。
これまで出演した舞台作品ではなかなか北九州に縁がなくて。だから嬉しくて嬉しくて。憧れに近い感覚です(笑)
これまで数多くの舞台にご出演されている藤本さんにとっての『舞台』とは?
藤本/ライブ感というか。昔オリンピックに行った時の感覚が、舞台で感じる感覚と同じだったんです。スポーツを見る時と舞台を見る時のお客様の姿(反応)も全く一緒で。選手の時も自分のためじゃなく人のためにやっているし、演劇もお客様に楽しんでいただくためにやる、それが同じ感覚なんです。
演者としても、舞台を観た時のお客様が泣いたり笑ったり拍手する、そのライブ感がたまらなく好きなんですよね。だから映像も好きですけれども、舞台にはまた違った思い入れがありますね。
舞台『罠』の見どころを教えてください
藤本/舞台でのサスペンス物、また画家と言う役どころも初めてなので、今からワクワクしています。どんな展開になっていくのか、一瞬たりとも目が離せない作品になると思います!
『罠』という作品は何度も上演されている名作で、今回の素晴らしいキャストの皆さんとこの舞台でご一緒できるのがとても楽しみです。その場その瞬間の相手のセリフの反応を感じながら演じられるキャストが揃っているので、そこを楽しみながら作り上げていきます。観客の皆さんにも生の舞台・リアルな芝居を楽しんでもらえるのではないかと思っています。
最後に北九州のお客様へのメッセージをお願いします
藤本/一度観た人も、もう一度観たくなるような、とにかく面白い作品です。誰がウソをついているのか、誰がだまされているのか、最後の1分くらいまで分からない展開なので、それをぜひ観ていただきたいなと。今までの俳優人生をかけてやるぐらいの意気込みなので、ぜひ「騙されてください!」(笑)
上川隆也さんや藤原紀香さんをはじめとするキャストの皆さんも、北九州公演をとても楽しみにしているので、みんなで美味しいものが食べられると嬉しいなと思っています(笑)