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【寄稿】九州交響楽団 第80回 北九州定期演奏会

九州交響楽団と首席指揮者・太田弦がえがく 古典から20世紀までのシンフォニーの世界

九州交響楽団
[2026年6月23日公開]

古典派の巨匠ハイドンから20世紀の鬼才ショスタコーヴィチまで――。交響曲の歴史を代表する2人の交響曲作曲家(シンフォニスト)の音楽を一度に味わえる九州交響楽団の第80回北九州定期演奏会が、6月27日(土)に開催されます。

タクトを執るのは、2024年から九響のシェフを務める太田弦。第一線で活躍する若手指揮者のひとりです。

ピアノ協奏曲のソリストには、福岡生まれの国際派ピアニスト・田所光之マルセルが招かれています。クラシック音楽の核をなす作曲家の音楽を、才気あふれるアーティストたちの新鮮な演奏で味わえるコンサートです。


 

九州交響楽団と首席指揮者・太田弦がえがく
古典から20世紀までのシンフォニーの世界

 

福岡市内では聴けない特別なプログラムを披露

1981年に始まり、今回で80回目を迎える九響の北九州定期。6月27日にはアクロス福岡での定期演奏会とは異なる、独自のプログラムが用意されています。

太田弦 (C)勝村祐紀
太田弦 (C)勝村祐紀
九州交響楽団(2022年9月24日第73回北九州定期演奏会) (C)photo m.sakamoto
九州交響楽団(2022年9月24日第73回北九州定期演奏会) (C)photo m.sakamoto

1曲目を飾るのは、ウィーン古典派の作曲家ヨーゼフ・ハイドンの交響曲第88番「V字」。ハイドンは交響曲の発展に決定的な役割を果たしたことから、「交響曲の父」と呼ばれる存在です。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を挟んで最後に演奏されるのは、20世紀ロシアの作曲家ドミートリィ・ショスタコーヴィチの交響曲第9番です。ショスタコーヴィチは、交響曲の伝統を20世紀に受け継ぎながら、独自の表現へと発展させた作曲家として知られています。

時代も地域も大きく離れているハイドンとショスタコーヴィチという2人の作曲家。その2人の作品を並べて聴いてみると、違いだけではなく、共通点も浮かび上がってきます。

ひとつは、緻密に構築された音楽の美しさ。それに加えて、聴く人の予想を鮮やかに裏切るような意外性のある音楽の軽妙さや、アイロニーを含んだ独特のユーモアも、共通する魅力として挙げられるのではないでしょうか。

 

今回のプログラムは、ハイドンとショスタコーヴィチの交響曲を通して、形式美のなかに忍ばせた遊び心や機知のあふれる表現、そして時代への皮肉さえも含む、交響曲作曲家(シンフォニスト)たち特有の知的なユーモアを一夜で味わえるコンサートです。太田弦が九響と初めて取り組むハイドンの「味つけ」にも、注目が集まっています。

 

九州にゆかりのある国際派ピアニストも登場!

1曲目のハイドンと3曲目のショスタコーヴィチの間に演奏される「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番」は、ロマン派への移行を体現するような作品です。この曲でソリストを務めるピアニスト・田所光之マルセルの登場も、公演の注目ポイントの一つでしょう。

田所光之マルセル (C)Shigeto Imura
田所光之マルセル (C)Shigeto Imura

福岡生まれの田所光之マルセルは、日本とフランスにルーツを持ち、国内外で活躍する若手ピアニスト。九響とは、今回が初めての共演となります。「心と指が完全に一致し、どんな音楽でも自在に操ることができる真の音楽家」(グラモフォン誌)と評される演奏に、期待が高まります。

 

出演者とコンサートの余韻を味わう「九響交流カフェ」も開催!

コンサートの楽しみには、演奏が始まる前のわくわく感や、終演後の興奮を分かち合うひとときも欠かせません。今回、終演後にオーケストラの団員とお客さまがドリンクを片手に直接交流できるアフターイベント「九響交流カフェ」が開催されます。先着順となりますが、公演当日の会場にてお一人様500円でお申し込みいただけますので、こちらもぜひお気軽にご参加ください。

 

◆公演情報◆

九州交響楽団 第80回北九州定期演奏会
「交響曲作曲家の諧謔(シンフォニストのユーモア)」

2026年6月27日(土) 午後3時開演(午後2時開場)
会場:J:COM 北九州芸術劇場 大ホール

出演:太田弦(指揮)、田所光之マルセル(ピアノ)、九州交響楽団

曲目:ハイドン/交響曲 第88番「V字」

   ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番

   ショスタコーヴィチ/交響曲 第9番

 

上記公演の詳細はこちらから

 

 

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